イメージ通りのPCを作れない

そのキャラクターでやりたいことがあるのに、そのやりたいことをうまくデータに落とし込めない……! ということ、ないだろうか。

私はある、それも現在進行形で。

 

ダブルクロス 3rd Editionの『裏切り者の序曲』というシナリオを通ることになっており、それが2週間を切ってるほどに迫っている。

そして私は、そのキャラクターメイクを頑張っているのだが。
……データ面が上手くまとまらずに困っているのが現状である。
「やれることの幅を拡げたい」と、上級+EA(エフェクトアーカイブ)までデータを使う許可を貰いはしたが、上手くデータが固まってくれないのだ。

 

原因はわかっている。

覚醒前のキャラクターから逆算して練り上げようとするやり方なので、データ面で落とし込むことができないのだ。つまりコンセプトの芯がまっすぐになっていないのだ。

 

ダブルクロスの公式リプレイ曰く。オーヴァード能力というものは、覚醒時に抱いた“願い”や“欲求”を、レネゲイドが叶えようと出力したものである……と解釈できる示唆がされている(リプレイ・メビウスがその辺に詳しい)。もっとも、生まれ持ってオーヴァードだったチルドレンなどはどうなのだという話になるので、一説に止まるが。

それを基本として、今回のキャラメイクは行おうとしている。ライフパスだけではなく、ルノルマンカードという占いを用いてキャラクターの人間性や運命を固めることにした。

占った結果の解釈の結果、「将来的にオーヴァードに覚醒したことをきっかけに家から離れる」「約束を守るために、世界へ嘘をつき続けることになった」という側面が見えてくる。また、過去に「未来への手紙をタイムカプセルに埋めて、一緒に時期が来たら読もうという約束をしている」という要素も出てきた。……エモすぎんか???

 

そしてぼんやりと占う前から考えていたこともある、ストリートでグラフティアートに情熱を向けるちょっと不良な高校生。スプレーを使って高架下に『己』をぶつけるような男にしたい。
ヒプノシスマイクの2.5次元ステージを見ながら、キャラクターの輪郭を考えていたからだろうか。ヒップホップ方面に明るい(という設定の)キャラクターの輪郭は定まっていたのだ。

RoCでライフパスを「資産家」「ニュース」「貸し」と定めてやるととで、キャラクターが置かれた環境などといった、大体の「器」は完成する。

 

さて、このような子が何を望み、どのような戦い方で『相手』と対峙するだろう。ここで簡単に思い浮かぶのは「芸術は爆発だ!」と言わんばかりに《インスタントボム》を使う型だ。

しかし今回のシナリオはソロプレイであり、タイマンよりは独りででも複数キャラクターを相手にできる性能が必要だと私は踏んでいる(ネタバレ踏んでいないのでメタ読みだけれど)。その上で組み合わせるなら……ブラム=ストーカーあたりに最初に目星をつけた。

その結果脳内から出力されたのは《インスタントボム》と《血の宴》。だがこれ……《インスタントボム》が《血の宴》の効果を載せられないことに後から気付くのだ。

続いて目につけたのは、バロールシンドローム。《巨人の斧》がいい感じに噛み合うてみえた。しかし、芸術的とはちょっと違う気がしている

 

フィーチャーするならば「約束を守り続けている」のあたりになるのだろうか。たぶん心の支えとしているのは見えているが、どのようにそれをレネゲイドを介して世界に出力するのか、未だプレイヤーの私には見えずにいる。

 

 

こんな感じで4時間以上頭を抱えて唸っている。果たして、セッションまでにこの子のやりたいことや願いにしっくりくる解釈はでてくるだろうか? セッション終了後になんか別記事書くかもしれません。